定期観測(2007)。私たちは隔週で諏訪湖の水質調査を行っています。地元の新聞で紹介されました。
産・官・学共催のイベント「ふれあいまつり2008」に参加し、水質に関する展示を行いました。
積雪調査(2008)。積雪中の有害化学物質を調査するため、八ヶ岳に行きました。
高山湖沼での試料採取。環境省・林野庁の許可のものと、国立公園内で試料採取を行いました。
河川上流域での調査。研究と実習を兼ね、河川水質の流程変化を調査しました。
■研究室や先生について
・大変研究熱心で、話しやすい先生です。野外調査がすごく好きで、室内にこもっているときよりも確実にいきいきしています。
・研究室は、とてもアットホームな雰囲気です。とても話しやすい先輩、後輩といっしょに、プライベートな話から、研究についてなど、話題が尽きることはありません。特に研究に関しては、部屋の中央にある机に自然と集まって話していることも度々あります。また、室内だけでなく、野外調査に行くときは、先生が一番目を輝かせて楽しそうにしています。
・人数が少なく、松本から少し離れているため、自然と研究室内は仲良く、楽しく、毎日を過ごせます。先輩との距離も近いので、わからないことはなんでも聞くことができます。また、自分の研究以外に定期観測を行うことにより、簡単な作業が身に付くと思います。
■高校生たちへ
・本当に、ある科目を得意になりたかったら、次のことを試してみてください。
(1)高校入試以外の範囲も勉強する。
→英字新聞を読んで、科学英単に触れる等。大学でも役立ちます。
(2)「1週間でマスター」や「やさしい科学」などの本では6、7割しか点数がとれないので、きちんと書いてある「教科書」の見直しを行う。
(3)数学はすぐに解答を見るのではなく、30分考えてからみる←時間に余裕のある人のみ。
とにかく向き合い、考えることが大切です。
・大学は、勉強しようと思えばいくらでも勉強できる場所です。大学に入学するのが目的ではなく、その先にあるもの、こういうことを学びたいから大学に入る、そのために受験勉強をしているというように、目的を持って日々勉強してください。学生は、勉強がお仕事だから、まずは学ぶことを優先すべきだと思います。
・大学入学後、研究室に入るには、強い意志が必要だと思います。
「この研究室に入りたい!」「この研究をしたい!」
何でもいいので、自分の強い意志を持つことは、その後の研究生活のモチベーションの維持にもつながると思います。
大学進学に際しては、学部や学科名だけでなく、そこに所属する先生方が、(1)どのような研究をしているのか、(2)何を専門としているのか、調べてみてください。自分が身に付けたいことが、その学科でできるかどうか分かると思います。
大学の醍醐味は、自ら研究に従事する「卒業研究」にあります。進学先を選ぶ際は、どのような「卒業研究」ができるのか調べてみると良いでしょう。