「大学における化学物質管理のための化学分析手法の開発」(安原昭夫化学物質管理部門長)

東京理科大学環境保全室 環境保全センター

研究内容

実験排水の採水の様子

排気採取の様子

化学物質(化学薬品)の管理。東京理科大学では、IASO薬品管理システムを使って、化学物質の登録事務と毒物の一元管理ならびに化学物質管理(PRTR法、劇毒法、消防法での管理)を環境保全センターで行っています。

テーマ:
大学における化学物質管理のための化学分析手法の開発
概要:
 私どもの部屋は研究室ではありませんが、業務として実験や研究を行っています。私どもの大学(以下、本学と書きます)では化学系の研究室が数100ありまして、そこでは様々の化学薬品が使用されています。これらの薬品が環境を汚染しないように見張るのが私どもの役目です。実験排水や大気中に化学薬品が漏洩していないか、あるいは実験廃液が規則通りに分別されているか、という点について、化学分析で確かめています。そのための分析はJISなどの公定法を利用できる場合もありますが、多くの場合は適切な分析法がないために、私どもで分析方法そのものを開発することになります。また、本学で行われている多くの研究で、適当な分析方法がないために困っているときには、私どもが分析を分担することもあります。
 現在取り組んでいるテーマは、(1)外堀の水質が四季を通じてどのように変化しているか? (2)ガラス器具類を洗浄するために多量に使用されている界面活性剤の行方を探る (3)実験室内で空気中に揮散していく化学薬品類を簡単に分析し、また常時監視する方法の開発 (4)各実験室から出される実験廃液が適切に分別されているかどうかを簡易に検査する方法の開発、などです。
キーワード:
有害化学物質, 水質汚濁, 作業環境大気, 化学分析, 実験廃液
学部体系:
理工学系(理学系, 応用化学系)
研究分野:
大気環境(その他大気関連)、水・土壌環境(その他水・土壌関連)、ごみ・リサイクル(その他廃棄物・リサイクル関連)、健康・化学物質(分析・モニタリング・評価関連)

研究室概要

東京理科大学における環境保全の施設(環境保全センターの役割)

環境保全センターにおける分析業務等について(現在の分析法の改良および新規分析法の開発研究など)

大学・研究室名
東京理科大学環境保全室 環境保全センター
【研究室の特色・PR】
環境保全センターは研究はしていても、学生を教育・指導する研究室ではありませんので、受験生向けのPRはできません。ほとんどの研究室が、学問的意義の高い研究をしているのに対して、私どものセンターでは実用性のある分析法を開発しています。多くの私立大学の環境保全部門との交流などを通して、いろいろな情報のやりとりをしています。大学での教育・研究活動が環境汚染や環境破壊をしないようにと、縁の下で支えているのが仕事です。メンバー各人が自分の意思で各種の国家資格に挑戦して、資格を取得しています。取得した資格は職場で活かされます。
【先生のプロフィール】
氏名:
安原昭夫
出身大学:
大阪大学理学部化学科
出身大学院:
大阪大学大学院理学研究科有機化学専攻
卒業研究のテーマと概要:
学部:両末端に芳香核を持つポリエン化合物の合成
大学院:芳香核を縮環した大環状完全共役系化合物(アヌレン)の合成
職歴など:
昭和48年4月〜昭和49年11月  高砂香料工業(株)綜合研究所
昭和49年12月〜平成17年8月  国立公害研究所〜国立環境研究所
平成17年9月〜現在      東京理科大学管財課環境保全室環境保全センター
研究室HP:
http://www.rs.kagu.tus.ac.jp/env_pres/index.htm
【所属学生の人数】
職員のみの部屋
【研究室連絡先】
東京都新宿区神楽坂1-3
03-5228-8376
yasuhara_akio@admin.tus.ac.jp
(2009年1月現在)