大気海洋シミュレーション風洞水槽
雲の成長機構の解明とモデリングのための、雲粒の衝突成長シミュレーション(DNS)。
液滴の周囲における流動(DNS)
複雑旋回バーナを伴う火炉内微粉炭燃焼場の数値シミュレーション(LES)。上図は主流方向流速、下図は火炎温度。
私たちの研究室には、他の研究室には無いようなとても大きな実験装置がたくさんあります。これらの大きな実験装置では、海洋や河川、そして大気のシミュレーション等が出来ます。これらの装置の使い方や多岐に渡るデータの解析手法については、先生方や研究室の先輩方が厳しくかつ丁寧に教えてくれます。研究生活で身につけることのできる知識や経験は、その研究分野にとどまらず、他の研究分野や企業での仕事などで広範囲に役立つものです。また、研究生活以外にも野球大会や研修旅行など年間を通してさまざまなイベントがあります。研究面でもその他の大学生活の面でも学ぶことが多く、私たちの研究室は社会的常識をも十分身につけたエンジニアや研究者として成長するのにとてもよい環境だと自信を持ってお勧めできます。
当研究室では環境中に現れる熱および物質の輸送を伴う乱流輸送現象を室内実験と数値計算の両方を用いて解明し、モデル化することをめざしています。我々を取りまく大気や海洋などの環境中には、数多くの興味深い運動量、熱、および物質の輸送を伴う未解明の現象があり、その現象はスケールの違いこそあれ、機械工学分野で扱う流体装置、伝熱装置、反応器などの工業装置にも共通して見られるため、当研究室では機械工学系の研究室でありながら環境中の流れに関する研究を機械工学の専門とする運動量、熱、物質の三つの輸送を扱うことのできる熱流体工学をベースにして行っております。学生さんには、これらの現象を自分の目で実際に観察しながら常識にはとらわれない自由な発想のもとで、また労力と時間を惜しまずに解明し、モデル化して行くことの喜びを味わってもらうことをめざしています。また、研究室での生活面では独創性を重んじる研究の立場とは異なり、他人の立場に立って物を考えられる常識的なマナーを身につけてもらうよう、教員と先輩の協力の下で厳しくかつ温かく指導しております。