世界気象機関(WMO)によると、世界気候研究計画(WCRP)は、「地域の海面上昇と沿岸への影響」研究の成果の一つである「全球海面水位収支1993年から現在まで」を発表した。研究は、1993年以降入手可能となった衛星海面高度計による正確な観測値を利用して、平均海面水位の変動に寄与する要素(海洋熱膨張、氷床と氷河の消失、陸水貯留の変化等)の推計に利用される各種データセットを評価した。評価は、衛星による観測値と各要素の合計とを比較することによって行った。1993年以降の25年間、世界の海面は、平均で毎年0.1mm加速しながら3.1(± 0.3)mm上昇している。これに寄与する海洋熱膨張、氷河の消失、グリーンランドと南極の解氷はそれぞれ42%、21%、15%、8%で合計は86%となり、残りは陸水貯留の不確実性である。海面上昇は気候変動の最大の影響の一つで、正確な推計は重要であるが、最良の推計についてコンセンサスがない現状において本研究は意義がある。今後地域別の評価を行う。
情報源 |
【オンライン情報源1】 世界気象機関(WMO) プレスリリース 【オンライン情報源2】 報告書「全球海面水位収支1993年から現在まで」(PDF) |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML,PDF 【版】不明 |
タイトル | 世界気候研究計画、過去25年間の海面上昇についてのデータセットの新たな評価を報告 |
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日付1 |
刊行日: 2018/08/30 |
要約 | 世界気象機関(WMO)によると、世界気候研究計画(WCRP)は、「地域の海面上昇と沿岸への影響」研究の成果の一つである「全球海面水位収支1993年から現在まで」を発表した。研究は、1993年以降入手可能となった衛星海面高度計による正確な観測値を利用して、平均海面水位の変動に寄与する要素(海洋熱膨張、氷床と氷河の消失、陸水貯留の変化等)の推計に利用される各種データセットを評価した。評価は、衛星による観測値と各要素の合計とを比較することによって行った。1993年以降の25年間、世界の海面は、平均で毎年0.1mm加速しながら3.1(± 0.3)mm上昇している。これに寄与する海洋熱膨張、氷河の消失、グリーンランドと南極の解氷はそれぞれ42%、21%、15%、8%で合計は86%となり、残りは陸水貯留の不確実性である。海面上昇は気候変動の最大の影響の一つで、正確な推計は重要であるが、最良の推計についてコンセンサスがない現状において本研究は意義がある。今後地域別の評価を行う。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】世界気象機関(WMO) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】世界気象機関(WMO) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
地球環境 自然環境 水・土壌環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:海外ニュース |
場所 | |
キーワード | 世界気象機関、世界気候研究計画、全球海面水位収支、衛星海面高度計、海洋熱膨張、氷床と氷河の消失、陸水貯留の変化 |
言語1 | 英語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 100439 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 海外ニュース |
日付 | 2018/09/06 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
海外ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/fnews/detail.php?i=25101 |
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