宮崎大学、理化学研究所および九州大学は、花が発熱する様子をサーモグラフィーで撮影し、発熱する仕組みの一端を解明したと発表した。植物のなかには、花を発熱させることで揮発性の匂い成分を効率よく飛散させ、昆虫を誘引している種がある。その半数を占めるのは裸子植物のソテツ(学名:Cycas revoluta)と報告されているが、発熱メカニズムの詳細は未解明であった。同研究グループは、ソテツの「雄花」の表面温度はサーモグラフィー、内部温度は温度データロガーを用いて詳細に調査するとともに、超微細構造解析や、細胞の酸素消費などを分析した。その結果、雄花の主要組織の一つ「小胞子葉」の表皮を中心に、他の組織では観察されていない大きいミトコンドリアが存在していることが確認され、「小胞子葉」が発熱と関係が深い呼吸経路を利用していることが示唆された。「花の発熱」を支える仕組みの理解はもとより、寒冷環境下における農作物の成長促進など、さまざまな技術開発につながる知見であるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 宮崎大学 ニュースリリース(PDF) |
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配布形式1 |
【交換形式名称】PDF 【版】不明 |
タイトル | 宮崎大など、花が発熱する仕組みの解明に接近 |
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日付1 |
刊行日: 2019/06/04 |
要約 | 宮崎大学、理化学研究所および九州大学は、花が発熱する様子をサーモグラフィーで撮影し、発熱する仕組みの一端を解明したと発表した。植物のなかには、花を発熱させることで揮発性の匂い成分を効率よく飛散させ、昆虫を誘引している種がある。その半数を占めるのは裸子植物のソテツ(学名:Cycas revoluta)と報告されているが、発熱メカニズムの詳細は未解明であった。同研究グループは、ソテツの「雄花」の表面温度はサーモグラフィー、内部温度は温度データロガーを用いて詳細に調査するとともに、超微細構造解析や、細胞の酸素消費などを分析した。その結果、雄花の主要組織の一つ「小胞子葉」の表皮を中心に、他の組織では観察されていない大きいミトコンドリアが存在していることが確認され、「小胞子葉」が発熱と関係が深い呼吸経路を利用していることが示唆された。「花の発熱」を支える仕組みの理解はもとより、寒冷環境下における農作物の成長促進など、さまざまな技術開発につながる知見であるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】宮崎大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】宮崎大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】理化学研究所 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】理化学研究所 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)3 |
【組織名】九州大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】九州大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 自然環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 理化学研究所、九州大学、宮崎大学、ミトコンドリア、サーモグラフィー、ソテツ、小胞子葉、温度データロガー |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 103017 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2019/06/06 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=27071 |
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