千葉大学ほか4大学(東京大学、琉球大学、京都大学、東北大学)からなる研究グループは、マメ科植物「ミヤコグサ」と共生する多様な「根粒菌」のDNAを網羅的に解析し、持続的な農業の実現に資する手がかりを得たと発表した。同研究グループは、宮古島から北海道にかけて分布するミヤコグサを調べ、調査地点ごとに「根粒菌」を採取した(14地点、106株)。今回、それらのDNAを抽出し、塩基配列を解析した結果、10種類以上の種が存在していることが明らかとなった。一方、共生関係の鍵とされるNodファクター(共生の最初期に菌体外に放出するリポキチンオリゴ糖)の合成に関与する「遺伝子群」を調べた結果、各根粒菌の配列が似通っていることが分かった。これらの知見は、根粒菌が当該「遺伝子群」を獲得した経緯を示唆するものであり、窒素固定能(大気中の窒素をアンモニアに変換し、植物に栄養を供給する能力、利点)の優れた根粒菌の作出や、化学肥料に頼らない農業の実現における重要な手がかりであるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 千葉大学 ニュースリリース(PDF) |
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配布形式1 |
【交換形式名称】PDF 【版】不明 |
タイトル | 千葉大など、減化学肥料栽培につながる「根粒菌」作出の手がかりを発見 |
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日付1 |
刊行日: 2019/08/06 |
要約 | 千葉大学ほか4大学(東京大学、琉球大学、京都大学、東北大学)からなる研究グループは、マメ科植物「ミヤコグサ」と共生する多様な「根粒菌」のDNAを網羅的に解析し、持続的な農業の実現に資する手がかりを得たと発表した。同研究グループは、宮古島から北海道にかけて分布するミヤコグサを調べ、調査地点ごとに「根粒菌」を採取した(14地点、106株)。今回、それらのDNAを抽出し、塩基配列を解析した結果、10種類以上の種が存在していることが明らかとなった。一方、共生関係の鍵とされるNodファクター(共生の最初期に菌体外に放出するリポキチンオリゴ糖)の合成に関与する「遺伝子群」を調べた結果、各根粒菌の配列が似通っていることが分かった。これらの知見は、根粒菌が当該「遺伝子群」を獲得した経緯を示唆するものであり、窒素固定能(大気中の窒素をアンモニアに変換し、植物に栄養を供給する能力、利点)の優れた根粒菌の作出や、化学肥料に頼らない農業の実現における重要な手がかりであるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】千葉大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】千葉大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】東京大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】東京大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)3 |
【組織名】琉球大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】琉球大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)4 |
【組織名】京都大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】京都大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)5 |
【組織名】東北大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】東北大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
環境総合 健康・化学物質 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | Nodファクター、共生関係、千葉大学、根粒菌、琉球大学、マメ科、窒素固定、減化学肥料、ミヤコグサ、DNA解析 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 103594 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2019/08/07 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=27501 |
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