北海道大学、東北大学および(株)パスコなどによる研究グループは、超小型人工衛星に搭載した海洋観測カメラ(OOC)による有色溶存有機物(フミン酸やフルボ酸などの腐植物質が代表的、CDOM)の観測に成功したと発表した。OOCは、4波長の多波長可視近赤外カメラで、可視域に3バンド(405nm・490nm・555nm)、近赤外域に1バンド(869nm)の計4バンドで観測が可能。特に405nmバンドは、CDOM測定に焦点を当てて設計された。これにより、気候変動と密接に関係する地球の炭素循環において、永久凍土融解によるCDOMの河川から海洋への流出を評価できる。同研究グループは、撮影に成功したベーリング海峡付近のCDOM光吸収係数画像について、高濃度のCDOMがベーリング海からチュクチ海へ向けて流れている様子や、沿岸域の高濃度のCDOM分布を紹介した。今後、北極海へ流入する河川の河口付近(レナ川・オビ川(ロシア))や北極海航路沿いの沿岸域での観測も計画しているという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 北海道大学 研究発表 【オンライン情報源2】 東北大学 プレスリリース・研究成果 |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 北大など、人工衛星搭載カメラによる「有色溶存有機物」の観測に成功 |
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日付1 |
刊行日: 2019/10/10 |
要約 | 北海道大学、東北大学および(株)パスコなどによる研究グループは、超小型人工衛星に搭載した海洋観測カメラ(OOC)による有色溶存有機物(フミン酸やフルボ酸などの腐植物質が代表的、CDOM)の観測に成功したと発表した。OOCは、4波長の多波長可視近赤外カメラで、可視域に3バンド(405nm・490nm・555nm)、近赤外域に1バンド(869nm)の計4バンドで観測が可能。特に405nmバンドは、CDOM測定に焦点を当てて設計された。これにより、気候変動と密接に関係する地球の炭素循環において、永久凍土融解によるCDOMの河川から海洋への流出を評価できる。同研究グループは、撮影に成功したベーリング海峡付近のCDOM光吸収係数画像について、高濃度のCDOMがベーリング海からチュクチ海へ向けて流れている様子や、沿岸域の高濃度のCDOM分布を紹介した。今後、北極海へ流入する河川の河口付近(レナ川・オビ川(ロシア))や北極海航路沿いの沿岸域での観測も計画しているという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】北海道大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】北海道大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】東北大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】東北大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)3 |
【組織名】(株)パスコ 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】(株)パスコ 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
環境総合 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 超小型人工衛星、東北大学、ベーリング海、北海道大学、チュクチ海、海洋観測カメラ、有色溶存有機物、フミン酸、腐植物質 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 104205 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2019/10/11 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=27974 |
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