国立極地研究所(極地研)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、今年の北極海の海氷面積が観測史上2番目の小ささであるとともに、海氷の厚さの減少傾向が続いていることを明らかにした。両者は、水循環変動観測衛星「しずく」のデータを用いた海氷観測研究を連携推進しており、1980年代以降の海氷面積を準リアルタイムで公開している。2019年の北極海海氷面積は9月17日に年間最小値396万km2を記録し、2012年についで観測史上2番目に小さい値を記録した。海氷の「面積」に着目すると、ここ数年は最小値の更新がなく減少傾向が減速しているように見えるが、「しずく」が取得した「面積」の情報と、数値予報モデルによって算出した体積(海氷量)等のデータを複合的に分析して海氷の厚さを見積もった結果、北極海における薄氷化の進行が明らかになった。また、JAXA開発の衛星センサーによる水温観測と照らした結果、初冬に水温が高い状態が続き、結氷時期の遅れ、真冬の薄氷化が進行した可能性が示唆された。海水温の影響を考慮することで、過大な見積を回避し、予報システムの精緻化が見込まれるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 国立極地研究所 研究成果・トピックス 【オンライン情報源2】 宇宙航空研究開発機構 プレスリリース・記者会見等 |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 極地研とJAXA、北極域における海氷予測の精緻化に向けた調査研究成果を紹介 |
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日付1 |
刊行日: 2019/10/11 |
要約 | 国立極地研究所(極地研)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、今年の北極海の海氷面積が観測史上2番目の小ささであるとともに、海氷の厚さの減少傾向が続いていることを明らかにした。両者は、水循環変動観測衛星「しずく」のデータを用いた海氷観測研究を連携推進しており、1980年代以降の海氷面積を準リアルタイムで公開している。2019年の北極海海氷面積は9月17日に年間最小値396万km2を記録し、2012年についで観測史上2番目に小さい値を記録した。海氷の「面積」に着目すると、ここ数年は最小値の更新がなく減少傾向が減速しているように見えるが、「しずく」が取得した「面積」の情報と、数値予報モデルによって算出した体積(海氷量)等のデータを複合的に分析して海氷の厚さを見積もった結果、北極海における薄氷化の進行が明らかになった。また、JAXA開発の衛星センサーによる水温観測と照らした結果、初冬に水温が高い状態が続き、結氷時期の遅れ、真冬の薄氷化が進行した可能性が示唆された。海水温の影響を考慮することで、過大な見積を回避し、予報システムの精緻化が見込まれるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】国立極地研究所 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】国立極地研究所 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】宇宙航空研究開発機構 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】宇宙航空研究開発機構 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 数値予報モデル、宇宙航空研究開発機構、JAXA、北極海、海氷面積、国立極地研究所、しずく、極地研、海氷の厚さ、海氷観測研究 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 104234 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2019/10/15 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=27987 |
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