理化学研究所は、東京大学、九州大学、国立環境研究所らとの共同研究で、気候変動に大きな影響を与える粒子状の大気汚染物質である「すす(黒色炭素)」の北極域への輸送メカニズムを解明したと発表した。大気中を浮遊するエアロゾルの一種である黒色炭素は、北極圏の雪や氷の上に降り積もり、その色を黒く変えてしまうため、太陽光の反射率を低下させて地球温暖化を促進すると考えられている。今回、スーパーコンピュータ「京」を用いた超高解像度シミュレーションを実施した結果、従来の低解像度のシミュレーションよりも、雲や雨によって除去されずに残るエアロゾルが多く、人間活動が活発な中緯度帯から北極圏への黒色炭素輸送量の推定を行うことができた。今後、より高性能なスーパーコンピュータの性能を駆使することで、不確実性を減らした気候変動予測が可能となり、全球気候変動の見積もりが大幅に改善できる可能性があるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 理化学研究所 プレスリリース 【オンライン情報源2】 理化学研究所 60秒でわかるプレスリリース 【オンライン情報源3】 東京大学大学院理学系研究科 プレスリリース 【オンライン情報源4】 九州大学 プレスリリース(PDF) |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML,PDF 【版】不明 |
タイトル | 理研など、北極域への「すす」の輸送メカニズムを解明 |
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日付1 |
刊行日: 2016/05/25 |
要約 | 理化学研究所は、東京大学、九州大学、国立環境研究所らとの共同研究で、気候変動に大きな影響を与える粒子状の大気汚染物質である「すす(黒色炭素)」の北極域への輸送メカニズムを解明したと発表した。大気中を浮遊するエアロゾルの一種である黒色炭素は、北極圏の雪や氷の上に降り積もり、その色を黒く変えてしまうため、太陽光の反射率を低下させて地球温暖化を促進すると考えられている。今回、スーパーコンピュータ「京」を用いた超高解像度シミュレーションを実施した結果、従来の低解像度のシミュレーションよりも、雲や雨によって除去されずに残るエアロゾルが多く、人間活動が活発な中緯度帯から北極圏への黒色炭素輸送量の推定を行うことができた。今後、より高性能なスーパーコンピュータの性能を駆使することで、不確実性を減らした気候変動予測が可能となり、全球気候変動の見積もりが大幅に改善できる可能性があるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】理化学研究所 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】理化学研究所 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】東京大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】東京大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)3 |
【組織名】九州大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】九州大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
地球環境 大気環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 黒色炭素、国立環境研究所、理化学研究所、東京大学、九州大学、エアロゾル、シミュレーション、北極、大気汚染物質 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 90190 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2016/05/26 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=19020 |
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