理化学研究所は、植物によるセシウムの取り込みを促進するアミノ酸誘導体を特定した。植物に汚染物質を吸収・蓄積させる環境浄化技術(ファイトレメディエーション)において、吸収効率の向上を図ることが課題となっている。今回、同研究所・国際共同研究グループは1万種の有機合成化合物から成るケミカルライブラリーをスクリーニングし、植物のセシウム蓄積を促進する化合物14種を選定し、そのうち1種「L-メチルシステイン」が、植物の細胞内または根の表面でセシウムと結合し、その蓄積を促していることを発見した。一方、高性能分析機器を用いて生体内の代謝産物を網羅的に解析する方法(ハイスループット代謝産物プロファイリング)の結果、植物体内のシステイン量がセシウム存在下で大きく上昇することが確認された。これらの知見により、ファイトレメディエーションによる除染効率の向上が期待されるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 理化学研究所 プレスリリース 【オンライン情報源2】 理化学研究所 60秒でわかるプレスリリース |
---|---|
配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 理研、植物のセシウム吸収を促進するアミノ酸誘導体を特定 |
---|---|
日付1 |
刊行日: 2017/02/23 |
要約 | 理化学研究所は、植物によるセシウムの取り込みを促進するアミノ酸誘導体を特定した。植物に汚染物質を吸収・蓄積させる環境浄化技術(ファイトレメディエーション)において、吸収効率の向上を図ることが課題となっている。今回、同研究所・国際共同研究グループは1万種の有機合成化合物から成るケミカルライブラリーをスクリーニングし、植物のセシウム蓄積を促進する化合物14種を選定し、そのうち1種「L-メチルシステイン」が、植物の細胞内または根の表面でセシウムと結合し、その蓄積を促していることを発見した。一方、高性能分析機器を用いて生体内の代謝産物を網羅的に解析する方法(ハイスループット代謝産物プロファイリング)の結果、植物体内のシステイン量がセシウム存在下で大きく上昇することが確認された。これらの知見により、ファイトレメディエーションによる除染効率の向上が期待されるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】理化学研究所 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】理化学研究所 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
健康・化学物質 水・土壌環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | L-メチルシステイン、理化学研究所、環境浄化、植物、放射性物質、セシウム、除染、ファイトレメディエーション、アミノ酸、誘導体 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 93851 |
---|---|
言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2017/02/27 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=20894 |
---|