オランダ環境評価庁(PBL)の科学者らで構成する研究チームは、パリ協定が目指す「今世紀末までの世界の気温上昇を1.5℃に抑えるよう努力する」という目標を達成するシナリオを、コンピューターモデルを用い、社会経済的状況や技術・資源の条件も考慮して検討した。その結果、温室効果ガスの排出量が2030年よりかなり前に減少に転じ、エネルギー使用量が減少し、ネガティブエミッション(大気中CO2の除去)を実施するならば1.5℃の目標は達成可能となることが示された。このシナリオでは、バイオエネルギーなどの再生可能エネルギーの利用が大幅に拡大して2050年までに発電量全体の60~80%を占め、従来型の石炭使用は2040年までに現行水準の20%を下回るまでに減少する。さらに炭素回収貯留を伴うバイオエネルギー使用(BECCS)や新規植林・再植林などで大気中のCO2を除去する。一方、大きな社会的・経済的格差、化石燃料の大量消費の継続、短期的気候政策の不足を考慮したシナリオでは、1.5℃目標には到達しなかったという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 オランダ環境評価庁(PBL) プレスリリース |
---|---|
配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | オランダなどの科学者ら、世界の気温上昇を1.5℃に抑える方法をモデルで検討 |
---|---|
日付1 |
刊行日: 2018/03/06 |
要約 | オランダ環境評価庁(PBL)の科学者らで構成する研究チームは、パリ協定が目指す「今世紀末までの世界の気温上昇を1.5℃に抑えるよう努力する」という目標を達成するシナリオを、コンピューターモデルを用い、社会経済的状況や技術・資源の条件も考慮して検討した。その結果、温室効果ガスの排出量が2030年よりかなり前に減少に転じ、エネルギー使用量が減少し、ネガティブエミッション(大気中CO2の除去)を実施するならば1.5℃の目標は達成可能となることが示された。このシナリオでは、バイオエネルギーなどの再生可能エネルギーの利用が大幅に拡大して2050年までに発電量全体の60~80%を占め、従来型の石炭使用は2040年までに現行水準の20%を下回るまでに減少する。さらに炭素回収貯留を伴うバイオエネルギー使用(BECCS)や新規植林・再植林などで大気中のCO2を除去する。一方、大きな社会的・経済的格差、化石燃料の大量消費の継続、短期的気候政策の不足を考慮したシナリオでは、1.5℃目標には到達しなかったという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】オランダ環境評価庁(PBL) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】オランダ環境評価庁(PBL) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
地球環境 環境総合 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:海外ニュース |
場所 | ヨーロッパ(NIS諸国を含む):オランダ |
キーワード | 再生可能エネルギー、温室効果ガス、CO2排出量、オランダ環境評価庁、PBL、モデル、気温上昇、シナリオ、パリ協定 |
言語1 | オランダ語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 98709 |
---|---|
言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 海外ニュース |
日付 | 2018/03/14 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
海外ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/fnews/detail.php?i=23673 |
---|