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 国連環境計画、国際連合食糧農業機関等、食料廃棄物を削減するキャンペーンを開始

発表日:2013.01.22


  国連環境計画と国際連合食糧農業機関(FAO)は、食料の無駄や廃棄を減らすキャンペーン「考えて食べ節約し、食料廃棄を減らそう」を開始した。「廃棄物・資源アクションプログラム」(WRAP)など多くのパートナーや各国政府の知見を活用し、主に消費者、小売業、ホテル・レストラン等が捨てる食料廃棄物の削減を目指す。キャンペーンの成功には、各国首脳から家庭や学校に至るすべての人々の参加が必要だとし、情報を共有するためのポータルサイトを開設、消費者や小売業者の無駄削減目標の設定や意見交換、専門家の助言の場を提供する。FAOによると、世界で生産される食料の3分の1は廃棄され、その損失額は1兆ドルにものぼるという。先進国では、まだ食べられる食料が年間3億トンも捨てられており、非効率的な消費習慣や過度に見かけを重視する品質基準、買い過ぎなどがその原因だという。食料の無駄や廃棄を削減し、持続可能な消費を実現することは、世界の飢餓や、水産資源の乱獲・森林破壊など環境圧力の緩和にもつながるという。

情報源 国連環境計画(UNEP) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 ごみ・リサイクル
キーワード 持続可能 | 国連環境計画 | UNEP | 廃棄物 | 削減目標 | 食料 | FAO | 消費 | キャンペーン | 国際連合食糧農業機関
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