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 国際資源パネル、金属の持続可能な管理のためリサイクル改善を提言

発表日:2013.04.24


  国連環境計画(UNEP)の国際資源パネルは、金属に関する環境面での課題やリサイクの必要性に関する2つの報告書を発表した。工業化や先端技術に不可欠な金属の需要は今後も増加が予測されるが、環境への影響や供給不足が懸念されている。報告書では、リサイクル率の向上が環境悪化を軽減するとし、1)利用可能な最良の技術に基づく認証システム等を構築し国際レベルで適用する、2)種類別に優先順位をつけ、物理的・技術的・熱力学的に可能な目標を設定する、3)新製品を設計する際に金属の知識、リサイクルシステム、ライフサイクルを考慮する、など持続可能な管理を実現するためにリサイクルの改善に関する提言を行っている。携帯電話等の電気・電子機器には数十種類もの金属が含まれており、特殊な金属や製品寿命を終えた製品の複雑性を考慮した分離・回収などのリサイクル手段を確立し国際レベルで実施することが、効率的なリサイクルシステム、資源の効率化、グリーン経済への移行につながるとしている。

情報源 国連環境計画(UNEP) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 ごみ・リサイクル
キーワード ライフサイクル | リサイクル | 電子機器 | 持続可能 | 国連環境計画 | UNEP | 金属 | 環境影響 | グリーン経済 | 国際資源パネル
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