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 欧州委員会、自然のプロセスを利用したグリーンインフラの推進戦略を採択

発表日:2013.05.06


  欧州委員会(EC)は、グリーンインフラ(GI)の整備を促進する新たな戦略を採択した。GIは、自然のプロセスを利用して整備する社会基盤で、たとえば洪水対策として、堤防を築くのではなく、自然の湿地を利用して大雨による過剰な水を吸収させる解決方法である。また、環境や経済、健康、雇用など様々な面で利益をもたらし、また従来の土木技術に比べてコストが低く永続性が高い場合が多い。今回の戦略は、EUの「資源効率ロードマップ」及び「2020年までの生物多様性戦略」に基づくもので、今後ECは、1)主要政策分野(農・林・漁業、気候変動、運輸、エネルギー、防災、土地利用など)においてGIを推進し、これら政策の実施にGIを組込む方法を示す手引きを2013年末までに作成、2)GI関連の研究・データの向上、知識基盤の強化、技術革新の推進、3)GIプロジェクトへの投資を促すEU融資制度を欧州投資銀行と共に2014年までに設立、4)EUレベルでのGIプロジェクトの支援、に取組むとしている。

情報源 欧州委員会(EC) プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州委員会(EC)
分野 自然環境 環境総合
キーワード 生物多様性 | 欧州委員会 | 戦略 | 自然環境 | 資源効率 | EC | グリーンインフラ | GI | 自然プロセス
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