大気中CO2濃度が世界数か所で400ppmを超過、国連環境計画が報告

発表日:2013.05.14

国連環境計画(UNEP)は、世界気象機関(WMO)全球大気監視計画(GAW)の複数の観測所で400ppmを超える大気中CO2濃度が観測されていると報告した。2013年5月9日には、GAWの指標観測所とされるハワイのマウナロア観測所で、大気中CO2濃度が400.03ppmを記録したとアメリカ海洋大気庁が伝えた。北半球では、植物によるCO2吸収量が増える前の春先にCO2濃度が最も高くなる。2012年4月、初めて月平均CO2濃度がアラスカ等の観測所で400ppmを超過。2013年に入り、ノルウェーや赤道付近などでも400ppm超過が観測された。CO2は人間活動に起因する最大の温室効果ガスで、過去10年間の放射強制力(温暖化効果)増加の85%を占める。WMOによると、2011年のCO2濃度は産業革命前の1.4倍の390.9ppmに達し、過去10年間に年平均2ppmの割合で増加。このペースでは、世界の年平均CO2濃度は2015年もしくは2016年に400ppmを超えるとUNEPは警告している。

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