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 フランス、グラン・パリ計画による最初のエコ地区で木質バイオマス施設に着工

発表日:2013.07.05


  フランス環境エネルギー管理庁(ADEME)は、パレゾー市のエコ地区カミーユ・クローデルで、熱供給網に熱を送るバイオマスボイラー施設の建設プロジェクトが2013年7月4日にスタートしたと発表した。これはグラン・パリ計画による最初の建設工事の一つで、この熱供給網により毎年2400トンのCO2排出を削減でき、対象地区の暖房と給湯に必要なエネルギーの70%以上をまかなうことができるという。このプロジェクトはADEMEのイル・ド・フランス地域圏局の「バイオマスボイラー施設」プロジェクト第3期募集で採用されたものであり、「熱基金」で助成する。2011年と2012年の募集では13件のバイオマスボイラー施設建設プロジェクトが採用され、総出力は5万5190キロワット、これは石油にして年間約2万3200トンに相当する。今回のプロジェクトは、再生可能エネルギーの中で最適なエネルギーの選択、エネルギー効率の高いボイラーや建物、大気質基準の配慮など、ADEMEの主要目標にも合致しているという。

情報源 フランス環境エネルギー管理庁(ADEME) プレスリリース
国・地域 フランス
機関 フランス環境エネルギー管理庁(ADEME)
分野 環境総合
キーワード 再生可能エネルギー | CO2 | ボイラー | エネルギー効率 | ADEME | 熱供給 | フランス環境エネルギー管理庁 | 木質バイオマス | 大気質
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