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 世界最大のソーラー船「プラネットソーラー」号、海洋渦など科学調査を実施

発表日:2013.07.18


  海洋渦など科学調査を目的として航海中のソーラー船「プラネットソーラー」号は、2013年7月18日にカナダのハリファクス港に到着した。この船は、太陽光を動力源とする世界最大の双胴船で、2012年に初めて584日間6万kmに及ぶ世界一周航海を達成した。今回は一連の科学ミッションを果たすため、2013年4月に再度出航、スペインから西インド諸島を経て、北アメリカ沿岸を北上している。ボストンからハリファクス港までの11日間の航海では、ジュネーブ大学とウッズホール海洋研究所の研究者ら計4名が海洋渦の観測と分析を行った。ソーラー船は同港に5日間停泊し、太陽光エネルギー利用促進のメッセージを広めながら、気候変動に関する一般の意識向上を図るという。今回の科学調査を支援している国連環境計画では、海面温度やクロロフィル濃度を示す衛星画像のデータ処理を行い、メキシコ湾流に沿って正確な測定結果を得るための最善の航路を提示するほか、すべてのデータを登録し乗組員が利用できるようにする設備を提供している。

情報源 国連環境計画(UNEP) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 気候変動 | 国連環境計画 | UNEP | 海面温度 | メキシコ湾 | 太陽光 | 科学調査 | ソーラー船 | 海洋渦 | クロロフィル濃度
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