「短寿命気候汚染物質(SLCP)削減のための気候と大気浄化のコアリション」(CCAC)の国際作業部会が2013年7月22~25日、メキシコ・シティで開催され、SLCPの排出を抑えた高品質でクリーンな調理コンロの普及の取組等に対し、総額で数百万ドルを支援することが決定した。CCACは、SLCPのブラックカーボン(煤)やメタン、ハイドロフルオロカーボン(HFC)の早期削減を目指す国際的取組である。SLCPの排出削減により、地球温暖化を最大0.5℃抑制することが可能で、年間で何百万人もの命を救い、3000万トン超の農作物被害を防ぐことができるという。会合では、クリーンな調理コンロ普及の取組への支援(140万ドル)のほか、非効率で焼成時に大量の有害汚染物質を排出する旧式煉瓦窯に関する取組、埋立地からのメタン排出削減に取組む都市、SLCPの早期削減を目指す国家計画への支援も承認した。CCACは今回の決定について、9月に開催予定のCACC閣僚会合に対する明確なメッセージを送るものとしている。
情報源 | 国連環境計画(UNEP) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連環境計画(UNEP) |
分野 | 大気環境 環境総合 |
キーワード | 地球温暖化 | メタン | 国連環境計画 | UNEP | HFC | ブラックカーボン | コンロ | SLCP | CCAC | 短寿命気候汚染物質 |
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