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 ドイツ連邦内閣、全国規模での初の廃棄物発生抑制プログラムを承認

発表日:2013.07.31


  ドイツ連邦内閣は、連邦レベルの廃棄物発生抑制プログラムを承認した。これは、廃棄物の発生を防ぐための具体的方法や措置を提案する、政府による初めての体系的かつ包括的なプログラムとなる。また、廃棄物抑制に携わる連邦・州・自治体などの相互協力の契機となることも期待されている。廃棄物抑制は、循環社会経済法でも廃棄物処理の最優先事項としており、今回のプログラムは、製品のライフサイクルを通じた各段階を考慮して廃棄物抑制措置を分析する際に、廃棄物の発生抑制の可能性や環境影響と並んで、経済的、社会的、法的基準も考慮している。これらの基準を基に、プラスの影響が期待できる措置のみが廃棄物抑制プログラムで推奨されている。具体的には、教育や研究開発のほか、EUエコデザイン指針の順守、製品の再利用や修理に対しての体系的・財政的支援、カーシェアリングのような「所有ではなく使用」という概念の推奨、製品の製造と流通生じる食品廃棄物を削減するための官民協力、ブルーエンジェルの登録分野の拡大なども盛り込まれている。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMU)
分野 ごみ・リサイクル
キーワード 廃棄物処理 | 循環型社会 | ライフサイクル | ドイツ連邦環境省 | BMU | 廃棄物 | 経済 | 発生抑制 | 環境影響
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