オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は、大気中の粒子状物質(PM10)濃度について、測定機関の間で測定結果を比較した研究報告書を公表した。PM濃度については、空気をフィルターに通し、その前後のフィルター重量を計量する測定方法が、欧州規格やオランダ国内の取り決めで規定されている。今回の調査は、この手順を複数のモニタリングネットワークが適用して共通の結果が導かれるかどうかを分析したもの。ベルギーとオランダの7つのモニタリングネットワークが、2012年4月から7月にかけて、RIVMのモニタリングサイトで同時にPM10測定を行った。RIVMがそれぞれの測定結果を比較評価した結果、各機関の測定結果はおおむね一致し、すべてのネットワークが測定に適切な質的管理を行っていることが示唆されたという。比較で判明したPM10の平均濃度は16.1 µg/m3、濃度の範囲は7.2~41.6 µg/m3の範囲で、やや低いこの値は、低温で雨の多いこの時期のオランダの気候を反映したものだという。
情報源 | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM) プレスリリース オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM) 「フィルターサンプリングと計量による、試験機関間の大気中PM10測定値比較」(PDF) |
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国・地域 | オランダ |
機関 | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM) |
分野 | 大気環境 環境総合 |
キーワード | モニタリング | 粒子状物質 | オランダ | 測定 | ベルギー | PM10 | 大気汚染物質 | オランダ国立公衆衛生環境研究所 | RIVM |
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