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 アメリカエネルギー省、2012年国内風力発電が記録的成長と報告

発表日:2013.08.06


  アメリカエネルギー省は、国内風力発電市場の最新動向をまとめた2つの報告書で、同国の風力発電が2012年に記録的な成長を遂げたことを明らかにした。報告書によると、同年新たに導入された発電容量のうち、風力が13ギガワット強で43%を占め、初めて1位となった。国内風力発電の総容量は60ギガワットを超え、これは毎年1500万世帯分以上の電力が供給可能な量である。この急成長に伴い、風力部門全体の雇用人口は推定で8万人以上となった。2012年に設置された風力タービン設備は、その72%が国産で、2006~2007年の約3倍に増加。アイオワ州、サウスダコタ州、カンザス州では、風力発電が年間電気消費量の20%以上を占めるという。また風力タービンの性能向上や事業資金・維持費の低下により発電コストが低下し、その他電源に競合する卸価格となった。分散型風力発電市場も過去10年間で5倍以上に拡大したという。報告書ではまた、風力発電の拡大は、政策による後押しやクリーンエネルギー税額控除の重要性を浮き彫りにしたと指摘している。

情報源 アメリカエネルギー省(DOE) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカエネルギー省(DOE)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 風力発電 | アメリカエネルギー省 | DOE | クリーンエネルギー | タービン | 電気消費量
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