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 国際エネルギー機関と国連開発計画、建物のエネルギー基準等に関する報告書を発表

発表日:2013.08.21


  国際エネルギー機関(IEA)と国連開発計画(UNDP)は、エネルギーの最大消費者である建物のエネルギー基準等を分析した新たな報告書を発表した。報告書では、エネルギー供給への負荷を抑え、エネルギー安全保障を強化するとともに環境面での持続可能性に貢献するため、建築基準をどのように設計・実施すればよいかを検討した。世界の建物部門の最終エネルギー消費は、人口増加や経済成長によって、1971年から2010年の間に2倍の27億9400万石油換算トンに達し、今後も増加すると予測される。建築環境によるエネルギー需要増加の要因は国によって異なる。IEA加盟国では、既存の建物の改修が主な課題であるが、非加盟国では、2050年までに必要とされる建物の半分以上がこれから建設されるとされ、その設計が課題となる。IEAとUNDPは、この報告書で現行の建物エネルギー基準の設計と実施状況を分析し、その経験を共有するとともに、低炭素で気候変動に対応できる社会における建物の重要性を示したいとしている。

情報源 国際エネルギー機関(IEA) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国際エネルギー機関(IEA)
分野 環境総合
キーワード 気候変動 | 国際エネルギー機関 | IEA | 低炭素 | 建物 | エネルギー消費 | UNDP | 国連開発計画 | 建築基準
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