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 イギリス、環境保護と洪水リスク低減のための河川管理の手順簡素化へのパイロット事業を開始

発表日:2013.10.14


  イギリスの環境・食糧・農村地域省(Defra)及び環境庁は、環境保護と洪水リスク低減を両立させる新しい河川管理スキームのパイロット事業を開始する。イギリスでは近年、大雨によって各地で重大な洪水が発生している。地域によっては、浚渫など河川の維持管理が洪水防止に有効だが、現行の規則では、地主や農家が自ら所有地内の水路の管理を行おうとしても、煩雑な手続きが必要で迅速に実施できなかった。本パイロット事業は、洪水の危険のある7つの地域について、地域の環境に損害を与えることなく現行規則を簡素化するもので、地主等が水路の管理を行政の許可なしで実施することも可能になる。また、その際に環境配慮がなされるよう、優良実施方法のガイダンスを提示し、各パイロット地域にいる環境庁職員がアドバイスも行う。このパイロット事業は2013年10月21日から実施可能となり、1年間継続されたのち、その結果を基に2015年までに河川管理に関する新許可システムの構築がなされる予定である。

情報源 イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) プレスリリース
国・地域 イギリス
機関 イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)
分野 自然環境
キーワード リスク | 洪水 | 規則 | Defra | 環境保護 | イギリス環境・食糧・農村地域省 | パイロット事業 | 河川管理 | 簡素化
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