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 イギリス気象庁、気象に左右される漏水の新予測モデルを年次会議で公開

発表日:2013.10.17


  イギリス気象庁は、2013年10月24日に開催される漏水に関する年次会議で、気象に関わる漏水の新たな予測モデルを、一連の他の予測モデル(水道の水需要・季節別の夜間使用量・導管破裂・汚濁)とともに公開する。漏水は水道会社の年間総配水量の最大30%を占めている。漏水は気象条件によって変動するので、これまで配水網・水源地帯全体で正確に数値化・予測することが困難であったが、この新モデルは、特に冬に増加すると言われる漏水について気象による影響を評価・予測する。これにより、気象に左右される漏水を週単位で綿密に管理することが可能となり、水道会社は漏水対策を監視・再検討でき、リスクレベルに応じて対策費を設定できるという。また、気象庁は一連のモデルに関し、1)導管破裂のモデルを緊急時対策などに組み込めば、冬の気象による最悪の影響も一部モデル化し緩和策を計画できる、2)夏に増加する夜間水使用量と漏水との区別が可能になる、3)大雨と汚濁との関連性をモデル化でき、水資源管理や高汚濁の影響緩和に役立つ、などを挙げている。

情報源 イギリス気象庁(MetOffice) プレスリリース
国・地域 イギリス
機関 イギリス気象庁(MetOffice)
分野 水・土壌環境 環境総合
キーワード 水資源 | 予測 | イギリス気象庁 | モデル | 気象 | 影響評価 | MetOffice | 漏水
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