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 生物多様性条約の名古屋議定書政府間委員会第3回会合、議定書発効に向けて準備を完了

発表日:2014.02.28


  生物多様性条約(CBD)事務局は、韓国の平昌(ピョンチャン)市で2014年2月24日から開催されていたCBD名古屋議定書政府間委員会第3回会合(ICNP3)が同月28日、成功裏に閉幕したと発表した。遺伝資源へのアクセスと利益配分に関する同議定書の発効に備え、実施のための確固たる基礎が構築されたという。会合では議定書の、1)遵守に係る手続・制度について大きく進展、2)地球規模の多数国間利益配分メカニズム(GMBSM)の諸課題を解決するためのロードマップに合意、3)アクセスと利益配分クリアリングハウス(ABSCH)の機能充実の重要性を強調し最大限の努力を要請、4)履行に関する国別報告書の提出に備え、書式草案の作成などを条約事務局に依頼、5)途上国の能力開発を支援する戦略的枠組の採用を提言、などの重要な成果を得た。同議定書は50番目の批准書等の寄託から90日後に発効する。ディアスCBD事務局長は、議定書の発効と第1回締約国会議(2014年10月)まで現在の機運を維持するよう促した。

情報源 生物多様性条約事務局(CBD) プレスリリース(PDF)
国・地域 国際機関
機関 生物多様性条約事務局(CBD)
分野 自然環境 環境総合
キーワード 生物多様性 | 途上国 | 生物多様性条約 | CBD | ロードマップ | 国別報告書 | 遺伝資源 | 利益配分 | 名古屋議定書
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