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 ドイツ「生物圏保護区」は地域の観光に貢献、ドイツ連邦環境省がデータを公表

発表日:2014.03.11


  ドイツ連邦環境省と連邦自然保護庁は、ユネスコ生物圏保護区が生物多様性の保全だけではなく、観光資源として地元経済に貢献しているとする研究結果を公表した。研究は、両省・庁の委託により、ヴュルツブルク大学が行った。この研究結果によれば、北のリューゲンから南のシュヴェービッシュ・アルプまでの15か所の生物圏保護区には、毎年6500万人の観光客が訪れ、総計30億ユーロに迫る経済効果がある。その収入により8万6000人以上の住民が生計をたてているなど、地域経済の成長にも重要な役割を果たしている。研究では、ドイツの生物圏保護区を訪れた訪問者の構成や消費行動、動機を調査しており、その分析結果から、今まで旅行の目的地としてあまり有名ではなかった地域が、生物圏保護区となったことで有利な条件を得たことが示された。今後、それぞれの生物圏保護区の特徴を生かしたネイチャーツーリズムのサービスを発展させていく大きな可能性があるという。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMUB)
分野 自然環境
キーワード 生物多様性 | ユネスコ | ドイツ連邦環境省 | 経済 | 観光 | 生物圏保護区 | BMUB
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