「短寿命気候汚染物質(SLCP)削減のための気候と大気浄化の国際パートナーシップ」(CCAC)は、SLCP削減により気候や農業、健康の改善を図る取組の拡大に約1000万ドルを拠出することで合意した。また、世界で年間約700万人が室内外の大気汚染で死亡しているという世界保健機構(WHO)の最新データに基づき、空気汚染の健康影響に関する意識啓発および影響緩和の取組を促す活動をWHOと共に世界中で開始することも決定した。SLCPのうち、特にブラックカーボン(煤)とメタンの排出削減は、何百万人もの命を救い健康を改善するとともに、地球温暖化を最大で0.5℃抑制、作物被害を年間3000万トン以上防ぐ効果があるという。CCACは今後の取組として、水稲栽培や石油・ガス生産時のメタン排出削減、ハイドロフルオロカーボン代替技術の実証プロジェクト、一般廃棄物管理戦略の実施拡大、港湾施設と船舶に関する世界戦略の開始、アフリカ西部・南部における燃料・自動車の環境基準引き上げ等に注力するとしている。
情報源 | 国連環境計画(UNEP) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連環境計画(UNEP) |
分野 | 地球環境 健康・化学物質 大気環境 |
キーワード | 大気汚染 | 地球温暖化 | メタン | 国連環境計画 | UNEP | 健康影響 | ブラックカーボン | ハイドロフルオロカーボン | CCAC | 短寿命気候汚染物質 |
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