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 生物多様性条約事務局、名古屋議定書の批准国がさらに4カ国増加と発表

発表日:2014.05.01


  生物多様性条約(CBD)事務局は、CBDの「遺伝資源へのアクセスと利益配分(ABS)に関する名古屋議定書」にガイアナ、ハンガリー、ケニア、ベトナムの4カ国が新たに批准し、批准国の合計が33カ国になったと発表した。ガイアナはカリブ諸国初の、またハンガリーはEU加盟国初の批准国となった。ディアスCBD事務局長は、「4カ国の批准は、2014年10月に韓国で開催される第12回締約国会議(COP12)前に名古屋議定書を発効させようという勢いが強まっていることを示している。早期発効は愛知ターゲット16の目標であるので、批准のペースを早める事が重要だ」と述べた。同議定書は50番目の批准書等の寄託から90日後に発効する。発効にはあと17カ国の批准が必要で、各国が遅くとも2014年7月7日までに、批准に必要な手続きを完了することが期待されている。潘基文国連事務総長も、各国首脳に対する書簡や「国際生物多様性の日」のメッセージの中で、まだ批准していない締約国に対し、歴史的な条約となる議定書への早期批准を求めた。

情報源 生物多様性条約事務局(CBD) プレスリリース(PDF)
国・地域 国際機関
機関 生物多様性条約事務局(CBD)
分野 自然環境 環境総合
キーワード ベトナム | 生物多様性条約 | CBD | ケニア | 遺伝資源 | ハンガリー | 利益配分 | 名古屋議定書 | ガイアナ
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