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 ドイツ、大規模な風力発電展示会を開催

発表日:2008.09.10


  2008年9月9~13日、ドイツのフーズム市において、世界35カ国から700社以上が参加する風力発電展示会が開催された。これは、風力発電の最新技術や風力エネルギー研究に関する、世界でも有数の展示会。ドイツでは、風力発電設備や関連部品の製造による雇用者数は既に3万人を超え、事業開発等事務部門を加えると、風力関係の雇用は9万件に上る。風力発電設備等の製造による売上げも2007年に60億ユーロを超え、その輸出の割合も83%に達した。ドイツ風力エネルギー研究所(DEWI)の推計では、2017年までに世界で10万MW分、1000億ユーロに相当する風力発電設備がさらに設置可能。なお、現在、風力発電によるドイツ国内のCO2削減量は年間3400万トンに上る。展示会を訪ねたドイツ連邦環境省ミュラー政務次官は、「ドイツが牽引する風力発電は、エネルギー輸入からの自立、雇用増加につながり、気候にも配慮した将来性のある市場だ」と期待を示した。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMU)
分野 地球環境
キーワード 風力発電 | ドイツ連邦環境省 | BMU | 発電設備
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