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 フランス環境・エネルギー管理庁、CO2隔離・貯留技術の実証研究に助成

発表日:2008.09.19


  フランスの環境・エネルギー管理庁(ADEME)は、2008年9月19日、CO2隔離・貯留に関する実証研究提案の募集を開始した。CO2隔離・貯留技術は、大規模産業施設から排出されるばい煙からCO2を回収・輸送し、地中の貯蔵場所に注入するというプロセスで構成され、気候変動問題の重要な解決策となり得る。選ばれた事業には、新しいエネルギー技術の実証研究を支援する400万ユーロの基金から助成金が交付される。この基金は、7月22日にエコロジー・エネルギー持続可能な開発国土整備省のボルロー大臣らが発表したもので、既に、第2次世代のバイオ燃料及びCO2排出量の少ない自動車に関する実証研究を募集している。今回はADEMEの提案により、同省や高等教育・研究省、経済・産業・雇用省の代表が参加する基金運営委員会において、CO2隔離・貯留に関する実証研究を募集することが認められた。この技術はフランス産業界にとっても発展のチャンスになると期待されている。

情報源 フランス環境・エネルギー管理庁(ADEME) プレスリリース
国・地域 フランス
機関 フランス環境・エネルギー管理庁(ADEME)
分野 地球環境
キーワード CO2隔離・貯留 | フランス環境・エネルギー管理庁 | ADEME | 実証研究
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