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 ワッデン海全域が世界自然遺産に登録、ドイツ連邦環境省が発表

発表日:2014.06.23


  ドイツ連邦環境省は、ドーハ(カタール)で開催された第38回世界遺産委員会において、デンマーク側のワッデン海とドイツのニーダーザクセン・ワッデン海国立公園の新たな沿岸地域が、世界自然遺産として承認されたと報じた。ワッデン海の世界遺産リストへの登録は、2009年6月に、ニーダーザクセン・ワッデン海国立公園とシュレースヴィヒ=ホルシュタイン・ワッデン海国立公園を含むドイツとオランダ区域が、また2011年にはハンブルク・ワッデン海国立公園が追加されている。今回の承認により、オランダ、ドイツ、デンマークにまたがるワッデン海全域、1万1500平方キロメートルが世界遺産となる。ワッデン海は世界最大級の湿地帯であり、年間1000万羽から1200万羽の渡り鳥が休息し、約1万種の動植物種が生息している。ヘンドリックス大臣は、「世界遺産への登録は、30年以上も前からワッデン海の保全に取り組んだ3ヶ国の協働作業と、地域の人々の長年にわたる努力の賜物である」と祝辞を述べた。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMUB)
分野 自然環境
キーワード 渡り鳥 | ドイツ連邦環境省 | 湿地 | オランダ | デンマーク | 国立公園 | 動植物 | ワッデン海 | 世界自然遺産 | BMUB
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