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 国際エネルギー機関、オンライン電子機器の待機モード中の電力浪費は800億ドルと発表

発表日:2014.07.02


  国際エネルギー機関(IEA)は、ネットワークに接続された電子機器の待機モード中の電力消費量に関する報告書を発表した。報告書によれば、モデム、プリンター、ゲーム機など世界中に140億台あるオンライン電子機器は、非効率な技術のために、金額にして毎年約800億ドルを浪費しているという。2013年の世界のネットワーク機器による電力消費量は約616テラワット時(TWh)、そのうち約400TWhが待機モード中に使用されている。これは英国とノルウェーの年間消費電力を合わせたものに相当する。待機モード中の機器は、接続を維持しネットワークと連絡するためだけに、必要以上の電気を消費していることになり、IEAのファン・デル・フーフェン事務局長は、「現在利用できる最良の技術を使うだけでも、待機モード中の同じタスクに要する電力消費量を65%削減できる」としている。報告書では、省エネに役立つ技術や政策を示し、今後こうした対策が適用されれば、600TWhが節約できると予想している。

情報源 国際エネルギー機関(IEA) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国際エネルギー機関(IEA)
分野 環境総合
キーワード 省エネルギー | 電子機器 | 国際エネルギー機関 | IEA | オンライン | 技術 | 待機電力 | 電力消費量
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