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 ドイツとアゼルバイジャン、カスピ海とその沿岸の環境保全で協力関係を強化

発表日:2007.10.08


  ドイツ連邦とアゼルバイジャン共和国は、カスピ海とその沿岸の環境保全における両国の協力関係を強化する。アゼルバイジャンの首都バクーで開催されたカスピ海沿岸諸国の環境会議に出席したドイツ連邦環境省のクルーク事務次官は、次のように述べた。「ドイツ連邦政府はカスピ海の環境改善の取り組みを支援する。この地域は、将来ドイツ及びEUに相当量の石油と天然ガスを供給すると見込まれており、今は持続可能な発展のための素地づくりの時期である」ドイツはすでに、アゼルバイジャンに対して、環境管理施設の建設や、水域保全及び自然保護の支援を行っている。今回の会議では、その他の沿岸諸国との協力関係の強化として、ロシアとの継続的な協力に加え、来年のカザフスタンでの環境技術フェアの開催、トルクメニスタンの自然保護に関する協力の可能性にまで話題が及んだ。この地域における協力関係としては、石油及び天然ガスの採掘・輸送に関する環境技術や、水域保全に重点が置かれる。会議では、ドイツとアゼルバイジャン両国の環境閣僚が、大気環境保全のための共同プロジェクトに向けた覚書を交わした。これは特にドイツの企業による技術支援のための良い機会であり、石油採掘に伴う天然ガスの収集・利用や、アゼルバイジャンのエネルギー産業の近代化への貢献が期待されるという。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMU)
分野 自然環境 大気環境 水・土壌環境
キーワード ドイツ連邦環境省 | BMU | 沿岸 | 環境保全 | 協力 | アゼルバイジャン | カスピ海
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