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 ドイツ、アカトビ保護の新プロジェクトをレーンで開始

発表日:2014.08.01


  ドイツ連邦環境省は、連邦生物多様性プログラムのもと、猛禽類アカトビの保護のため、レーン(テューリンゲン州)で実施される新プロジェクトに68万ユーロを支援すると発表した。アカトビの全世界の個体数の半分以上がドイツに生息しているが、近年減少している。レーンは、200組のつがいが生息する重要な生息地であり、今回のプロジェクトがモデル事業として優先的に実施される。プロジェクトは、レーンを中心とした営巣地の保護と生息環境の改善で、幼鳥を育てる十分な餌のある繁殖地の保護に加え、草地や牧草地、森林など、餌の豊富な多様な環境を確保することを目指して、レーン付近の緑地割合の向上、穀類でなく畑野菜や苜蓿(アルファルファ)などの栽培を支援するという。さらに、架空電線による感電死や風力発電設備への衝突を防ぐため、施設の計画段階からの関与などの対策も打たれる。同プロジェクトは、連邦環境省のほか、連邦自然保護庁が専門的見地から支援し、レーン地域協議会を代表してフルダ郡が事業を実施している。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMUB)
分野 自然環境
キーワード 生物多様性 | ドイツ連邦環境省 | 生息地 | 緑地 | 保護 | 猛禽類 | BMUB | アカトビ
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