海外ニュース


 欧州化学物質庁、化学物質の安全性情報を川下ユーザーに伝える曝露シナリオのわかりやすい作成例を公表

発表日:2014.08.04


  欧州化学物質庁(ECHA)は、化学物質の安全な使用法をサプライチェーンの川下ユーザーに伝えるため、化学品産業が安全性データシートに添付する曝露シナリオ(ES)のわかりやすい作成例を公表した。公表されたのは、1)ESの標準的記載方法、作成時の一般的注意点などのESの書式概要、2)ESの作成例と化学物質安全性報告書(CSR)から情報を取り込む方法やそれをES内で伝える方法の説明、3)ES作成用のECHAの化学物質安全性評価・報告ツールChesar 2.3のファイルである。さらに、この作成例に従った、化学物質を使用する事業者用、専門家用、消費者用の3本の注釈つきテンプレートが公表された。テンプレートは、川下ユーザーがESに記載される情報を理解するにも、また産業側がユーザーにわかりやすいESを作成するにも役立つと期待される。作成例の公表はCSR/ESロードマップの一環で、ECHAのウェブサイトで2012年5月に公表済みの「CSRのわかりやすい作成例」に基づいて作成された。

情報源 欧州化学物質庁(ECHA) プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州化学物質庁(ECHA)
分野 健康・化学物質
キーワード 化学物質 | 欧州化学物質庁 | ECHA | 安全性 | CSR | 曝露シナリオ | 川下ユーザー
関連ニュース

関連する環境技術