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 国連環境計画とIUCN、2020年までに世界の劣化した森林生態系1億5000万ヘクタールを修復する取組を開始

発表日:2014.09.04


  国連環境計画(UNEP)と国際自然保護連合(IUCN)は、2020年までに世界の劣化した森林、1億5000万ヘクタールを回復するとした2011年9月のボン・チャレンジの実現をめざし、国連REDDプログラムと世界森林景観再生パートナーシップ(GPFLR)を統合して共同の取組を開始すると発表した。1億5000万ヘクタールの森林を修復すれば、CO2年間1ギガトン相当を大気中から取り除くことができるという。また、劣化した土地の修復は生物多様性を守り、生態系サービスの確保や観光業の機会にもつながる。今回の合意では、森林修復の可能性を評価するためのヘルプデスク機能の設置や、修復によるメリットをマップ化したデータベース作成などを予定する。まずコートジボワール、インドネシアなどでパイロット事業を実施し、最終的に、REDDプログラム参加55カ国すべてに拡大するという。ボン・チャレンジには、これまでに5つの国とグループが2000万ヘクタールの森林修復を約束しており、2014年9月23日の気候サミットでの約束の増加が期待される。

情報源 国連環境計画(UNEP) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 地球環境 自然環境
キーワード 生物多様性 | 生態系 | 森林 | CO2排出量 | 森林劣化 | 国際自然保護連合 | IUCN | 国連環境計画 | UNEP | REDD
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