気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第2作業部会は、2014年10月15日、第5次評価報告書「気候変動2014 - 影響・適応・脆弱性」の完全版を公表する。完全版には「政策決定者向け要約」「技術的要約」、30章からなる評価のほか、章をまたぐ特別記事、よくある質問、高解像度画像も含まれる。完全版は、第5次評価報告書の作成に要した綿密な科学的作業を完全かつ透明に示すものだといい、各章の初期の草案、草案に対する膨大な査読者コメント、そのコメントに対する執筆者チームの回答も含まれている。執筆者チームがコメントを評価し、事実をダブルチェックし、解釈を再評価するプロセスも読み取れるという。要約や各章、特別記事はすでに2014年3月31日に草案の形で公表されているが、画像と初期草案、コメントとコメントに対する回答は今回の完全版で初めて公開される。IPCCはこの完全版について、気候変動の広範な影響とリスク、その対応策を、現時点でもっとも包括的に述べるもので、各国の専門家の数年に及ぶ作業の成果だとしている。
情報源 | 気候変動に関する政府間パネル(IPCC) プレスリリース(PDF) |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 気候変動に関する政府間パネル(IPCC) |
分野 | ごみ・リサイクル |
キーワード | 気候変動 | IPCC | 影響 | 報告書 | 政策 | 適応 | 脆弱性 | 政府間パネル |
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