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 アメリカ環境保護庁、大学院生105人の環境科学研究を支援

発表日:2014.10.22


  アメリカ環境保護庁(EPA)は、気候変動や公衆衛生、持続可能性など環境科学に関する研究を行っている国内の105名の大学院生に対し、「成果達成のための科学(STAR)」助成プログラムから860万ドルを助成すると発表した。修士課程の学生には1年間、博士課程の学生には最長2年間に最高で4万2000ドルを提供する。今回は、1)湿地の回復方法の変更による、植物群落における気候変動の影響緩和、2)河川系における栄養塩移動の調査による、藻類発生に関する理解の向上、3)気候変動が水媒介性ヒト病原体および抗生物質耐性菌に及ぼす影響の調査、などの研究テーマが助成対象となる。アメリカの連邦機関は、それぞれの教育イニシアティブを通じ、科学、技術、工学、数学(STEM)分野を優先的に支援しており、EPAも1995年からSTAR助成プログラムによる資金援助を通じてSTEM支援に取り組んでいる。これまで1884名の学生に総額6500万ドルを拠出し、助成を受けた研究者の多くは、現在も官民両部門において環境や健康問題に取り組んでいるという。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 地球環境 健康・化学物質
キーワード 気候変動 | アメリカ環境保護庁 | EPA | 藻類 | 助成 | 持続可能性 | 環境科学 | 公衆衛生 | 病原体 | 植物群落
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