世界気象機関、気候変動に脆弱なアフリカの気候報告書を初めて発表

発表日:2015.02.05

世界気象機関(WMO)は、自然の気候変動や温室効果ガスによる長期的な気候変動に脆弱なアフリカ大陸の気温、降雨、異常事象等をまとめた「アフリカにおける気候2013」を初めて発表した。2013年は、アフリカ大陸のほとんどの地域で平均を上回る気温が記録された。降雨量は大陸全体ではほぼ平均値だったが、モザンビークでは死亡者数が世界最悪の10件に含まれる洪水が発生し、その一方で、ナミビアとその周辺では厳しい干ばつが起こっている。同報告書は、WMO初となる、地域規模の気候状況を記した査読済み報告で、アフリカの各サブリージョンを代表する専門家で構成するアフリカ・タスクチームが作成した。報告書はアフリカにおける生命と財産を保護するには気象と気候に関する情報が重要であることを改めて示し、キリマンジャロ氷河消滅のリスクや、急務である温室効果ガス観測の向上など、特に注意が必要な長期的な環境問題についても記載した。WMOのアフリカ地域協議会は、この報告書を今後、毎年編集・発表するべきだとした決議を採択している。

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