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 アメリカ環境保護庁ら、「回復力のある土地と水イニシアティブ」の対象地域を指定

発表日:2015.04.21


  アメリカ環境保護庁(EPA)は、内務省、海洋大気庁と連携し、アメリカの土地と水を守り、気候変動に対する回復力を高めるため「回復力のある土地と水イニシアティブ」を実施する。対象地域には、フロリダ州南西部、ハワイ州、ワシントン州、五大湖地域の4地域が指定された。これらの地域は、様々な気候の影響や、気候変動と関連する生態学的ストレッサー(海面上昇、干ばつ、森林火災、侵略的外来種等)の脅威に直面しているという。EPAらは、州、部族、地域のパートナーと緊密に連携し、こうした脅威に備え、気候変動を考慮した長期的な保全策を導入する。また、沿岸湿地と海洋保護区の保全、都市部の飲料水の保護、野生生物の生息地の確保にも重点を置く。既存ツールの景観規模での適用や新ツールの開発にも着手し、例えば五大湖地域では、復元の取組が最も必要な地域を判断する沿岸湿地優先順位化ツールを開発しているという。EPAは、この取組が景観規模の管理手法のモデルとなり、全国の同様の取組を先導する役割を果たすものとしている。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 地球環境 自然環境
キーワード 気候変動 | 野生生物 | アメリカ環境保護庁 | EPA | 湿地 | 海洋保護区 | 五大湖 | 回復力
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