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 欧州環境庁、地球観測や環境について欧州宇宙機関との連携を強化

発表日:2015.07.15


  欧州環境庁(EEA)と欧州宇宙機関(ESA)は、地球観測・環境分野での今後の連携強化に関する覚書に署名した。ESAなどが提供する衛星データは環境に関する知見の重要な要素であり、環境モニタリングの改善を可能にし、証拠に基づく政策決定、ひいては環境管理の向上につながっている。覚書は、両機関の科学的専門知識や技術情報の交換の目標を定めており、相互のデータ利用や共同活動促進の基盤となるものである。新たな活動の一例として、2015年6月23日に打ち上げられた地球観測衛星「センチネル-2A」のデータの活用がある。センチネル-2Aは、EEAが統括する土地モニタリングサービス「コペルニクス」に、土地被覆・土地利用の変更や植生・水循環の変動に関する情報など、重要な衛星データを供給している。同衛星のデータは、定期的な環境状態の報告のためだけでなく、欧州の都市環境の変化、多様な生息地への圧力・影響、景観の分断化、気候変動の影響等に関するモニタリングなど、様々な用途に活用できるとEEAは期待を寄せている。

情報源 欧州環境庁(EEA) プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州環境庁(EEA)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 衛星 | 欧州環境庁 | EEA | ESA | 地球観測 | 環境モニタリング | 欧州宇宙機関 | コペルニクス | センチネル
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