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 アフリカ、大地溝帯の地熱エネルギー開発へ研究所設立を計画

発表日:2015.08.13


  国連環境計画(UNEP)のアフリカ地溝・地熱開発機構(ARGeo)プロジェクトは、2015年8月12~13日、アフリカ13か国の代表など約80名を集めて、アフリカの中核的地熱研究拠点(AGCE)の設立を検討するワークショップを開催した。アフリカでは現在、送配電網の電力を利用できない人が6億人いる一方、アフリカ自前のエネルギーである地熱エネルギーは2万MWの発電可能性を持つとされ、その活用が望まれる。だが、これを開発し電力不足を緩和するには、地熱利用技術を持つ熟練した人材と電力インフラの拡充が必要なため、地元からこうした人材を育成し、技術ノウハウを開発するための機関として、AGCEが計画されている。ワークショップには開発協力機関や資金供与機関、市民団体なども参加し、地熱開発への地域ニーズの調査など予備調査の評価、AGCEのビジョン案作成、長期的持続可能性評価を行った。UNEPはARGeoと協力してアフリカ東部地域の地熱資源の開発を支援し、地熱利用を推進すると同時に温室効果ガスの排出削減も期待している。

情報源 国連環境計画(UNEP) プレスリリース AGCE予備調査評価ワークショップ
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 温室効果ガス | 国連環境計画 | UNEP | アフリカ | 電力 | 地熱エネルギー | 人材育成 | 地熱資源 | AGCE
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