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 国際エネルギー機関、クリーンエネルギーへの投資を呼びかける

発表日:2008.12.08


  国際エネルギー機関(IEA)は、世界的な景気後退を理由に気候変動対策から目をそらすのではなく、クリーンエネルギーへの投資を行うチャンスと捉えるべきだと呼びかけた。エネルギー関連のCO2排出量は世界の温室効果ガス排出量の61%を占めるが、減少の兆候は見られず、エネルギー部門は気候変動対策で重要な役割を果たさなければならない。現下のエネルギー市場の混乱と景気後退によって、気候変動対策を後退させてはならず、持続可能なエネルギーインフラの整備を促進し、エネルギー安全保障、経済・環境目標を達成する「クリーンエネルギー・ニューディール政策」を立案するチャンスだという。その主なステップとして、IEAは、(1)財政措置を計画している国でのクリーン技術の特定と導入、(2)発電部門での炭素価格シグナルの必要性、再生可能エネルギーの導入促進、(3)多国籍企業におけるセクター別アプローチの活用、(4)全ての国におけるエネルギー効率化政策の強化といった点を強調している。

情報源 国際エネルギー機関(IEA) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国際エネルギー機関(IEA)
分野 地球環境
キーワード 気候変動 | 温室効果ガス | CO2排出量 | 国際エネルギー機関 | IEA | クリーンエネルギー | インフラ
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