欧州委員会とモロッコ政府などは、気候変動対策の国別目標案である約束草案(INDC)に関する国際フォーラムを開催した。フォーラムでは、国連気候変動パリ会議に向けて発表された各国のINDCはきわめて意欲的なものだが、地球温暖化を抑えるには一層の地球規模の取組が必要で、長期的な目標と定期的見直しでさらに強化していくべきであるという結論に達した。フォーラムでの専門家らの試算によると、すでに提出された149カ国のINDCが実行されれば世界全体の排出量は今後10年以内に減少に転じるが、気温上昇を2℃未満に抑制する費用効果の高い道筋をとるにはまだ不足で、早期の行動が求められるという。フォーラムには閣僚や政府関係者、専門家、企業、市民団体など40カ国以上の約200人が参加した。EUは、パリ会議では法的拘束力のある、意欲的かつ公正な、すべての国に適用される国際合意の成立を図るとともに、気候変動への適応と官民を挙げた資金の動員にも取り組む必要があるとしている。
情報源 | 欧州委員会 プレスリリース |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州委員会 |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 地球温暖化 | 気候変動 | 欧州委員会 | 排出量 | 資金 | 気温上昇 | モロッコ | INDC | 約束草案 |
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