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 国連環境計画、アジア太平洋地域のオゾン層破壊物質削減活動を推進

発表日:2015.12.28


  国連環境計画(UNEP)のオゾンアクション(オゾン層保護活動支援部門)遵守支援プログラム(UNEP CAP)は、オゾン層破壊物質(ODS)であるハイドロクロロフルオロカ-ボン(HCFC)の段階的削減のため、冷媒を取り扱う技術者の研修などを支援している。アジア太平洋地域では、各国政府等と協力して冷蔵庫やエアコンの冷媒技術研修を実施するなど、2012~2015年に約2200人の技術者の訓練を行った。訓練を通して、UNEP CAPは冷却システムの修理や保守に携わる多数の技術者にHCFC排出削減の意義や技術を伝える重要な役割を果たしている。研修参加者は、冷却ユニットのエネルギー効率向上技術のほか、ODSの使用削減や大気中への放出防止策など新たな技術や専門能力を身に着け、顧客拡大や所得増にもつながったという。こうした活動により、この地域ではHCFCを2009~2010年の基準より18%削減し、段階的削減義務の達成に成功したほか、クロロフルオロカーボン(CFC)、四塩化炭素、メチルクロロホルムの削減にもつながっているという。

情報源 国連環境計画(UNEP) プレスリリース 国連環境計画(UNEP) 「オゾンアクションについて」
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 地球環境 環境総合
キーワード オゾン層 | 国連環境計画 | UNEP | CFC | HCFC | 冷媒 | 破壊物質 | アジア太平洋 | ODS | ハイドロクロロフルオロカーボン
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