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 世界のリーダー、食品のロス・廃棄を削減する「チャンピオンズ12.3」を開始

発表日:2016.01.21


  ダボスで開催されていた世界経済フォーラムで、国連環境計画(UNEP)のシュタイナー事務局長ほか各国の主要企業や閣僚、NGO、諸機関の代表者など30人が、世界の食品廃棄・ロス(損失)の削減を目指す新たな取組「チャンピオンズ12.3」を開始した。参加メンバーは、「持続可能な開発目標(SDG)」の目標12.3である「2030年までに1人当たり食品廃棄を半減させ、食品ロスを削減する」を達成するため、自ら率先して削減に努めながら、他者へもその重要性や戦略を伝え、行動を呼びかけるという。食品廃棄・ロスは、環境面でも、また経済面、社会面でも大きな課題である。国連食糧農業機関(FAO)によると、食品廃棄・ロスによる温室効果ガス排出量は人為起源排出量の8%を占め、経済的損失も年間9400億ドルに上るという。シュタイナー事務局長は、SDG達成のためには現在の生産・消費パターンのベースライン(基準)データが必要であるとして、参加メンバーに、それぞれの国や組織で食品廃棄の測定に努めるよう呼びかけている。

情報源 国連環境計画(UNEP) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 ごみ・リサイクル
キーワード 温室効果ガス | 国連環境計画 | UNEP | 廃棄物 | 食品廃棄物 | 排出量 | 持続可能な開発 | 食品ロス | SDG
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