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 オランダ、建築資材の循環型使用への課題と対策を検討

発表日:2016.01.29


  オランダの国立公衆衛生環境研究所(RIVM)と社会基盤・環境省(I&M)の公共事業・水管理総局、建築部門の関係者らは、建築業界において循環型経済を促進するための課題と対策を探る調査を実施し、その結果をまとめた報告書を公表した。これによると、同国では建設廃材の大部分が道路などの基礎材にリサイクルされているが、建築物そのものにはほとんど使用されていない。建築業界は政府と共に、循環型経済の実現に向け、資材の高品質な使用・再使用のビジョンを構築したいと考えており、また、再使用へのインセンティブとなるよう、建物の解体や資材の再利用には事前の資金を求めているという。報告書は、建設廃材中のすべての資材が再使用に適するよう建築物を設計することが課題だとしている。建造物は50~100年という長寿命のためこの間の資材の扱いを予想することは困難だが、新しい設計・評価方法を革新的な学習プロジェクトを通じて学ぶことは可能だという。また、建築物の環境パフォーマンスを複数ライフサイクルにわたり評価する明確な方法を関係者らが求めているという。

情報源 オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM) プレスリリース
国・地域 オランダ
機関 オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)
分野 ごみ・リサイクル
キーワード リサイクル | 建築物 | 再使用 | 循環型 | オランダ国立公衆衛生環境研究所 | RIVM | 建築資材
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