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 ドイツ、2014年の温室効果ガスは運輸と農業を除き減少と発表

発表日:2016.02.03


  ドイツ連邦環境省(BUMB)は、2014年のドイツの温室効果ガス(GHG)の排出量が全体では大幅に減少したと発表し、結果を欧州委員会に提出した。2014年の排出量は9億190万トン(CO2換算)で、前年比で4330万トン減少(4.6%減)したが、運輸と農業の分野では排出量が増加した。運輸部門では、GHG排出が1.2%増加した。これは道路交通の増加に起因するもので、2005年以来この分野での改善はほとんど見られない。農業部門においても気候変動対策は停滞しており、2014年GHG排出量は前年比で2.2%上昇した。石炭散布や尿素を含む肥料、乳牛の増加が増加の原因として考えられるという。逆に最も削減した分野は電力で、2090万トン減少した。風力や太陽光など再生可能エネルギーの拡大による化石燃料の使用減少、電力輸出量が増加してこの差分がドイツの排出量に換算されたことによるという。建物や住居の暖房に関しては、冬の気温の影響で石油とガスの使用が減少し2080万トンが削減された。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMUB)
分野 地球環境
キーワード 再生可能エネルギー | 気候変動 | 温室効果ガス | ドイツ連邦環境省 | 運輸 | 農業 | 排出量 | GHG | BMUB
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