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 欧州化学物質庁、REACH規則の化学物質評価に関する外部機関の報告書を公表

発表日:2016.02.18


  欧州化学物質庁(ECHA)は、ECHAが外部機関に委託した、REACH規則の化学物質評価の有効性、効率、透明性などの評価に関する報告書を公表した。報告書は、ECHAのウェブサイトの情報は包括的で目的にかなっているとしたほか、化学物質評価が、候補となる化学物質の統合的なスクリーニングにより欧州共同体物質評価計画(CoRAP)の化学物質の選別に著しく寄与し、加盟国にとってECHAのサポートや評価加盟国と登録者の間のやり取りも役立っていると指摘した。一方、改善点として報告書は、1)期限までの日数が短く遵守が困難という問題に対処する、2)スケジュールに関する登録者への情報提供を改善する、3)作業の増加と利用可能な資源を考慮してCoRAPが重要な化学物質に対処できるようにする、4)化学物質評価と遵守確認の連携を改善する、などを推奨している。この報告書の成果は2015年11月に化学物質評価ワークショップで議論された。ECHAは報告書とワークショップの推奨事項を検討し、2016年中に必要な措置を取るという。

情報源 欧州化学物質庁(ECHA) プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州化学物質庁(ECHA)
分野 健康・化学物質
キーワード 化学物質 | 報告書 | 欧州化学物質庁 | ECHA | REACH | 評価 | CoRAP
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