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 スウェーデン環境・エネルギー省、化石燃料を使わない輸送のための方針と施策を公表

発表日:2016.03.08


  スウェーデン環境・エネルギー省は、化石燃料を使わない輸送および交通の実現へ向けた方針と、2016年度の予算計画が関わる具体的施策を公表した。大きな方針としては、1)化石燃料を使用しない輸送のために必要な複数の措置を講じること、2)貨物輸送の主な手段をトラックから列車や船舶に移行するなど輸送の資源効率化を進めると共に、バイオ燃料など再生可能エネルギーの使用を拡大すること、3)輸送部門の電化を進めること、が挙げられている。政府は地域への気候投資として2015~2018年度に19億2500万スウェーデンクローナ(SEK)割り当てており、既に電気自動車用の充電設備やバイオガスおよびバイオ燃料供給所などに利用されている。また、都市部で、公共交通機関、自転車、徒歩による移動を増やし、車両の利用を減らす事業に、政府は2015~2018年度にかけて年間5億SEK出資する。その他、2016年度には、石油・ディーゼル燃料に課すエネルギー税の増税、低排出車両購入時の払戻金の増額、列車輸送の効率化のための線路改修への助成などを実施するという。

情報源 スウェーデン環境・エネルギー省 プレスリリース
国・地域 スウェーデン
機関 スウェーデン環境・エネルギー省
分野 環境総合
キーワード 再生可能エネルギー | バイオ燃料 | 化石燃料 | 交通 | 資源効率 | 輸送 | スウェーデン環境・エネルギー省
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